宇宙を口に含んだら魔法使いhamelnに気を付けて。
先日、おいしくるメロンパンの「hamelnレコ発ワンマンツアー ~ピーヒョロピッピッピ♫~」ツアーファイナル@東京マイナビBLITZ へ行ってきましたああ!!!仕事終わりに電車に駆け込みおよそ2時間…着いた時にはもう2曲目が始まっていました。ワクワクドキドキで扉を開けると…
人、人、人。
ふえええ…とめげました。が、ここまで来たからには仕方ない。頑張りました。それほどおいしくるメロンパンの音楽を求める人がいるということで純粋にすごいなあ~と思ったし、この人の多さを納得させられる程の演奏がそこにはありました。
セットリスト
look at the sea
色水
夕立と魚
命日
桜の木の下
caramel city
泡と魔女
蜂蜜
砂と少女
nazca
シュガーサーフ
紫陽花
dry frower
あの秋とスクールデイズ
水葬
enc1.(新曲)
enc2.5月の呪い
初めておいしくるメロンパンのを見たのは今年の6月に石川県金沢市で行われたロックフェスティバル『ミリオンロック』だったのですが、その時からまた歌も演奏もより磨きがかかっていて、音源通り…いや音源を超えた演奏になっていました。なんだかもう…最高に体が痺れました。
峰岸さんが「このセトリにはちゃんと意味があって考えた。」と言っていて、何か壮大な物語が隠されているんじゃないかと今度は歌詞カードを握りしめて聴きたい…ライブ後も余韻を楽しめるような、そんなライブでした。
曲と曲の繋ぎめにもこだわりと工夫に溢れていて、観ている人をグッと引き込むような演出で思わず息をするの忘れてしまいそうなかっこよさ。大好きな『シュガーサーフ』はこれまで以上にピッチ上げててテンションも上がり、ドラムとベースソロを経ての最後の追い込みが最高にかっこよくて…鳥肌。
おいしくるメロンパンの楽曲の歌詞は決して明るい歌詞でもないしポップな曲調でもないです。だけどイントロを聞いただけで異世界に連れていかれ、ナカシマさんの紡ぐ言葉の中に、人の力強さと弱さの両方が共存しているような、異世界なんだけど人間臭いところがあるから沢山の人の心に響いているんじゃないかと思いました。
少し早めに会場を出て電車に乗り、遠ざかっていく銀紙の歓楽街を眺めながらイヤフォンから聴こえる『caramel city』によって現実からまた夢の世界に引き込まれそうになる自分を必死に手招きし、帰路に就きました。